松井証券の松井社長

投稿: 2006年1月25日

僕がほぼ毎日読んでいるブログがいくつかあるが、その中に 為替王 というブログがある。為替のみならず、経済に興味がある人には、かなり勉強になるブログだと思う。その 為替王の今日の記事 がなかなか興味深い。 (まあ今日に限ったことではないのですが。)

記事を直接読んでいただけるのが一番いいと思うが、僕も口座を持っている 松井証券 の社長について書かれている。随分前、松井社長に関する記事をどこかで眼にしたのを覚えているが、その時にも、松井氏は個人投資家を重視することや、個人が市場に参入しやすい環境を作ることが使命だと考えていることなどが紹介されていた。その記事に関して、「始はそんなこと言ってても、しばらくたってちょっと儲かれば言うことが変わるかもしれない」などということを言っている人も見かけたが、松井氏の考え方は全く変わっていないようだ。

為替王の記事の中でも紹介されている 松井社長の年頭の挨拶 などを読むと、改めてこの人の姿勢に感服させられる。「哲学無きところに新しいビジネスモデルなど生まれるはずもありません。」、まさにその通りだと思う。 読売新聞の記事 で紹介されている、どこかの元社長とは対照的である。 (もっとも比較するのも松井氏に対して大変失礼なことなのではあるが。) ユーザの一人として、少額個人投資家の一人として、松井氏には大いに期待したい。

それにしても、この松井社長の挨拶、こんなに暑いのに冷静だ。分かりやすい言葉、論旨の一貫性など、感情的になっていては書けない文章だと思う。僕もこんな文才が欲しいものである。

ところで、私が読ませていただいている為替王だが、ライブドアのブログ・サービスを使って提供されているブログである。ライブドア社の今後の状況によっては、ブログサービスが停止され、データごと闇に消えてしまう、というのも全くあり得ない話ではないだろう。インターネットの普及によって、個人が知の共有をし、積極的にコミュニケーションを展開していくことができるようになってきたのに、もしそんなことになったら、多くの有益な情報や経験が埋もれてしまう。ブログに情報を載せている人たちは、それを考え、書くために時間を使っているわけだが、その投資が無駄になってしまいかねないのだ。 FX取引で業者選びが重要なように、ブログを始める時にも、機能面だけでなく、運営者の信頼性や安定性を考慮しなければならないのかもしれない。