電車やバスの車内放送や、駅の構内放送には、どうも不思議なものがある。つい最近、またそんな不思議な車内放送に出会った。
おそらく先週の初めくらいからだと思うが、小田急線の車内放送で、携帯電話云々のお願いに続いて、こんなことを言うようになったらしい。携帯電話云々に関しても言いたいことはあるが、それはまた今度ということ
にして、とりあえず今日は以下の放送について:
「ヘッドフォンステレオをご利用のお客様にお願いです。ご利用に当たっては、音漏れで周りのお客様ののご迷惑にならないようご注意ください。」
疑問が二つある。
- そもそも音漏れするほどの音で聞いてる客には、そんな社内放送は聞こえないのでは? 音漏れよりも、そういう無駄な放送をされることの方が迷惑だと感じるのは僕だけ?
- 急にこんなことを言うようになったのはどうして? 何も目新しい問題じゃないのに。よっぽどたくさんの人がそういう苦情を持ち込んだ? でも、苦情を言いたくなるほど迷惑な音漏れって、ほとんど遭遇したことないけどなぁ?
小田急線と言えば、もう一つ腑に落ちないアナウンスがある。全ての駅で使われているわけではないのだが、比較的多くの駅で、電車の到着を知らせる放送の最後に、こんなことを言う:
「発車間際の駆け込み乗車は危険です。無理なご乗車をなさらないようお願いします。」
この放送が終わって間もなく電車が入ってくるのだが、この放送が耳に入る人たちは、もうすでにそこにいるのだから、駆け込み乗車なんかする必要は全然ない。いったい誰に向かってお願いしてるの?
よく東京にきた外国人が、日本の公共交通機関は放送が多くてうるさいなどということを言う。確かに、海外で電車やバスに乗っても、駅名のアナウンスすらないものが多いから、それに比べればうるさいだろう。しかし、僕の場合は、この人によってはうるさく感じてしまうかもしれない駅名や行き先のアナウンスに随分助けられている。とはいうものの、上に挙げたようなアナウンスは、やはりなくていいのではないかと感じる。静かすぎるのは困るが、確かに彼らが言うように、最近は少々うるさすぎるのかもしれない。本当に必要な情報だけをコンパクトに伝える姿勢が欲しいものである。

コメント (5)
あね (2006年2月26日 (日) 08:18):
こちらにははじめてコメントします。たしかに、過剰なアナウンスは乗客を子ども扱いしたような感じがしますね。駆け込み乗車については、駆け込んだあとに、「駆け込み乗車は危険ですし、列車の遅れの原因にもなりますのでしないようにお願いします」と車掌さんからアナウンスされたときの方が本人はよほど恥ずかしいはずなので、効果が大きいと思います。鉄道会社の立場からすると、もちろん、事故を防ぎたいという純粋な気持ちもあるのでしょうけれど、なにか起きたときに、「これだけの対策をとってきたのですが残念ながら」という言い訳をするためにとりあえずなんでも言っておこうという部分も、多少はあるのかなと思ってしまいます。
Max
(2006年2月26日 (日) 09:42):
> あねさん
コメントありがとうございます。
確かに、駆け込んだ直後に車掌に注意されるのは恥ずかしいですね。駆け込み乗車にはあれが一番効果的かもしれません。
コメントを読んで思い出したのですが、日本のバスって、必ず「危険物の持ち込みは固くお断りします。」って言いますよね。言われて持ち込むのを止めるような人は最初から危険物なんか持ち込まない、と僕は中学生の頃から思ってましたが、あれも何かが起こった時に「でもちゃんとアナウンスはしてますから」という風に言って責任を回避するためなのかな、などと思えてきますね。
桧三十郎 (2006年2月26日 (日) 10:53):
こんにちは。
僕も全くの同感です。
最近、いいわけまがいのアナウンスが多すぎますよね。
要は「僕達は問題解決に努力しています」ということだと思います。
それをアピールしたいだけ。
「注意したのに聞かない人がいるのは、その人の問題なので、あとはそっちで解決してください」ともとれる。実際、クラシック音楽(一番クレームが多い催事です)演奏会でも、「時計のアラームは切れ」「携帯の電源は切れ」から始まって、最近は「私語を慎め」「持っているものの音がしないようにしろ」などと次々注意が出てきます。おまけに休憩が終われば「休憩中に使った携帯電話の電源を確認しろ」とまあ、本当にこれだけ文句が出るなと感心するばかり。で、これらは全部、お客さんのクレームが元になっています。
僕は「そんなに周囲の音が気になるなら、ひとりで家でCDでも聞いてろ」と思うのですが、ホールはそんなこといえません。で、主催者だった時に、演奏家に聞いた事があります。「演奏中の私語や物音って気になりますか?」と。大抵の演奏家は「あ、気にならないよ」とのこと。そんなもんなのです。要は一部のうるさい人の満足のために周囲が気を遣わされている形。なので、ホールも電車も、毅然として「必要なアナウンスのみ」に欲しいし、電車の場合は、根本的な解決をして欲しいと思うのです。ギューギュー詰めにしていることが最大の問題なのですから
Max
(2006年2月26日 (日) 12:25):
> 桧三十郎さん
最近クラッシックのコンサートに行く機会がないので知りませんでしたが、それはひどいですね。
先日は、対して込んでもいない電車の中に、携帯でメールだかウェブだかを見ていた人に、「車内放送でも注意してるのが聞こえねえのかよ」と大声でカラム馬鹿者がいました。過剰な包装が、こういう偽物の正義を振りかざす馬鹿者を育てているような気がします。そういう放送のせいで、状況はさして改善しないどころか悪くなってるのではないかと思うのです。
「車内放送でうるさく注意するからああいう変なのが出てくる」と苦情を言ってやろうかと思いましたが、それを受け手また変な車内放送が追加されたりしたらばかばかしいので止めました。 (って、まあそんなことにはならないでしょうけど。) (笑)
terukest (2008年6月16日 (月) 10:29):
私も車内放送はうるさくて閉口しています。
何度もクレームをいれていますが、改善はされません。
やれ、
バスの走行中は揺れるから気をつけろ
バスが止まるまで立つな
走行中は吊革につかまれ
急停車する可能性があるから覚えておけ
道路事情により遅れることがあるが俺のせいじゃない
タクシーが割り込んできたのでクラクションをならした
年よりには席を譲れ
などなど・・・。
これを、運転手の口頭と、テープアナウンスによって、停留所間ずっとしゃべりっぱなしなのです。
どうせうるさいなら音楽や落語でも流しておけばいいのに。
とりわけ、「走行中は揺れるから気をつけろ」というのがばかばかしい。
車が走れば揺れるのは当たり前。従って思わぬ揺れで転んだりぶつかったりして痛い目を見たくないならば自衛するのも人間として当たり前のことです。
運転手が走行中にあれこれしゃべっていることのほうがよほど不安です。
その喋りのために、両替や尋ねごとをしたい乗客が話し終わるのを待っているという体たらく。本末転倒です。
暑い寒いの温度調節は申告しろ
というアナウンスもあったので、うるさいから少し黙っててくれ、というのも許されるのかと思い言いましたら、それはできない相談なのだそうです。
何しろサービスだから。
一部の「言われないと自分の身すら守れない人」のために、私の苦痛は無視されるというわけです。
行先のアナウンスはある程度はあると便利ですが、電光掲示板もありますし、必要なら乗客が駅員に尋ねればいいだけです。
情報弱者の人ほど、必要なことは自分で聞いて確認すると思います。分からないのは不安ですから。
よって、これらのサービスは「余計なお世話」で「過剰で騒音に変化している」ことになるのだと思います。