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    <title>ゴミ箱の中の雑記帳</title>
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    <updated>2010-02-21T04:53:29Z</updated>
    <subtitle>日々の出来事やその感想、くだらない (かもしれない) 衝動買いの顛末など、およそ他人の役には立たないであろうことをつらつらと書き散らかしています。やはり他人には役立たないであろう、主に情報技術に関するメモを別のブログで書いていましたが、2008年4月よりこのブログに一本化しました。それ以前の同ブログの記事については、「ゴミ箱の中の技術メモ」にあります。なお、Trashpot トップの注意事項をご一読ください。</subtitle>
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    <title>PHP, PEARの不可解なエラー</title>
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    <published>2010-02-21T04:45:25Z</published>
    <updated>2010-02-21T04:53:29Z</updated>

    <summary> FreeBSDにPHPをインストールしていろいろとやろうとしていると、時々PE...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
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    </author>
    
        <category term="技術メモ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
FreeBSDにPHPをインストールしていろいろとやろうとしていると、時々PEAR (PHPのライブラリーなんかを管理するための仕組みを実現するソフトウェア (という理解で正しいのだろうか)) を使うと、どうにもならないようなエラーが出て困ることがあった。ちょっとこれについて追求してみた。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>どんなエラーか</h2>
<p>
具体的にどういうことが起こるかというと、PHPのライブラリー管理に関連する作業をしようと思って /usr/local/bin/pear を実行すると、 (おそらく指示したタスクを完了した後で) segmentation faultが起きて core dumpする、もしくは、何もせずに以下のようなエラーを出して終了してしまう。
</p>

<blockquote>
<p>
ALERT - canary mismatch on efree() - heap overflow detected (attacker 'REMOTE_ADDR not set', (略)
</p>
</blockquote>

<p>
pearそのものはshell scriptで、その中で /usr/local/bin/php を呼び出して、PHPで書かれたスクリプトを実行している。つまり、pearに問題があると言うよりは、PHPに問題があると見る方が適切だと思う。
</p>
	
<h2>Segmentation Fault</h2>
<p>
Pearのスクリプトをちょっと覗いてみたりもしたのだが、どうにもエラーの原因が分からないので、いろいろと検索を試みてみた。そしてSegmentation Faultの問題については、PHPのPostgresql用のモジュールをアンインストールしたら解決したとか、libxmlをダウングレードしたら解決したとか、そんな情報が目についた。libxmlをダウングレードするというのは種々の事情であまり現実的ではなかったのでやらなかったが、とりあえずPostgresqlのモジュールをアンインストールするというのを試してみた。が、状況は改善しなかった。
</p>

<p>
それでは、ということで一度PHPモジュールを全てアンインストールしてからPEARとそれに必要なモジュール (PHPそのものも含む) をインストールし直してみた。するとPEARは問題なく動作した。それで、他のソフトウェアの動作に必要なモジュールを改めてインストールしてから試してみると、やはりSegmentation Faultが出てしまった。
</p>

<p>
仕方がないので、 extentions.ini (FreeBSD Ports Collectionからインストールした場合は /usr/local/etc/php/extentions.ini にある) を編集して、そこにリストされているモジュールを一つずつコメントアウトしては試す、というのを繰り返してみた。その結果、 ImageMagick用のモジュールをコメントアウトすると、この問題は発生しないことが分かった。
</p>

<p>
というわけで、どうやらこの問題、何らかのモジュールが悪さをして発生するようだが、どのモジュールかというのはその時使っているバージョンなんかによって違っているらしい、というのがこの問題に対する結論である。
</p>

<h2>heap overflow</h2>
<p>
こちらの方についても結局自分ではよく分からなかったので、Googleに頼った。結論だけ書くと、これはどうやらApacheのMPMがprefolkでインストールされた時にPHP本体をインストールしたのに、その後Apacheをworkerにして再インストールしたことが原因だったようだ。ということで、PHP関連を全てアンインストールしてから作り直してインストールし直す、つまりFreeBSD Ports Collection的には:
</p>

<pre>
% sudo pkg_delete -f php5-\* pecl-\* pear-\*
</pre>

<p>
とやってから、再インストールすれば良い。 lang/php5-extentions を使っている場合は、これを再インストールしてやればほぼ問題ないだろうし、たとえば今回の僕のようにMediawikiとphpMyAdminで必要でPHPを使っているような場合なら、これらを再インストールする作業をしてやれば、自然に必要なPHPモジュールをインストールすることができる。
</p>

<p>
このように、分かってしまえば単純なことではあるのだが、今回の問題解決にはかなりの時間をかけてしまった。元々PHPはあまり好きではないのだけれど、今回のことでさらに印象が悪くなった。もしMediawikiと同程度の機能を持つソフトウェアでPHP以外の言語で実装されているものがあるならば、すぐさま乗り換えたいと思った。ということで、そのようなソフトウェアについてお勧めがありましたらぜひお教えください。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>2009年大晦日</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/12/post_137.html" />
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    <published>2009-12-31T09:01:51Z</published>
    <updated>2009-12-31T09:15:34Z</updated>

    <summary> 宴会が増える以外に特に特別なことはない年末年始を過ごすのがここ数年のパターンと...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="独り言" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
宴会が増える以外に特に特別なことはない年末年始を過ごすのがここ数年のパターンとなっているのだけど、大晦日には、気が向いた時には1年をぼんやりと振り返ることにしている。ということで、ぼんやりと今年1年について考えてみた。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2008/12/post_118.html">去年の大晦日に書いたもの</a>によると、どうやら1年前の僕はとにかく忙しかったことが嫌で仕方なかったらしい。確かに、今思い返してみても去年の忙しさは僕の人生の中ではトップクラスで、よく心身をこわさなかったものだと思うほどだった。1年前には思ってもみなかったことだが、今年は一変して比較的時間に余裕がある暮らしをすることになった。大きな要因は<a href="http://nakane-masafumi.jp/profile/news/2009-cu-resign/view">去年の忙しさの原因にもなっていた仕事を辞めたこと</a>で、4月以降は去年のことが嘘のような生活になった。そのため、1年前に立てた今年の目標の一つであった「忙しくない暮らしをする」というのは、予想外の形で達成されることになった。
</p>

<p>
忙しくなくなって何をしていたのかというと、これが自分でも驚くほどよく分からない。決して無為に時間を過ごしていたつもりはないのだが、3月までの反動なのか生来の怠け癖が出たのか、少し余裕がありすぎる暮らしをしてしまったような気もする。とは言っても、これまでと比べると読書に割く時間が増えたり、今後のあれこれについて考えたりすることができたのは良かったと思うし、ここではまだ紹介していないが<a href="http://www.trashcast.net/">ポッドキャスト</a>を始めてみるなど、新しいことも少しはできた1年になった。 (ポッドキャストについては、とりあえず製作環境を構築して実際にできることを確認する程度のことしかできていないのであまり宣伝していないが、今後充実させていきたいと思っている。)
</p>

<p>
「忙しくない暮らしをする」以外には、「時間やタスクの管理をできるようになる」、「アクセシビリティ関連の活動を少し復活させる」という目標を挙げていた。前者については、忙しくなくなったおかげでほとんど必要性を感じなかったこともあって、特に何もしなかったもののほとんど問題はなかったと思う。後者については、前述のポッドキャストなど、情報発信をすることを中心に考えて、今後徐々に進めていくための準備はできたのではないかと思っている。ということで、仕事を辞めた結果と、甘い自己評価によって、今年はそれなりに目標を達成することができたと考えることもできそうだ。
</p>

<p>
さて、こんな風に書いているとそれなりに満足しているように見えてしまうかもしれないが、全くそんなことはない。もちろんできたこと、やってみたこと、経験したことを考えるとそれなりに満足できる1年だったと思う。 (特に忙しくなくなったことは大きかった。) ただ、やはり少々のんびりとしすぎたことは否めない。そんなことも考えて、来年の目標を立てるとするならば、「今後の人生の方向性を明確にするために時間を使う」ということになると思う。最近好きでよく聴いているRhymesterのOnce Againという曲の中に「気がつけば人生も後半のページ」という1節があるのだが、本当に気がつくと僕もそんな所に到達してしまっているわけで、何よりもまず、今後自分がどう生きていくのか、何を目指すのかということを再確認して、それを実現するためにするべきことをはっきりとさせたいという重いが強い。
</p>

<p>
それから、もう少し具体的な目標としては、もっとブログやポッドキャストを使った情報発信をしたいということがある。今年1年を振り返ると、利用者人口が増えたこともあってTwitterを使うことが増え、結果としてTwitterに書いて満足してしまってブログを書かないという傾向が強かったと思う。ただ、Twitterに書いたことというのは、時間がたつと消えてしまうし、その時の流れの中で読むからこそ意味が分かるようなものも多いので、ある程度長い時間を超えて共有したいような情報には不向きであるという側面もある。そして、せっかくならより多くの人により長期間にわたって活用してもらえる形で情報を出していきたいと思う。 (内容的にそんなに使えるものはないにしても。)
</p>

<p>
というようなことをぼんやりと考えつつ過ごす大晦日である。
</p>

<p>
日頃お世話になっている皆様、何となくここを読んでくださっている皆様、今年も1年間ありがとうございました。どうぞ良い新年をお迎えください。そして2010年もどうぞよろしくお願いいたします。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>iPhone雑感 -- 視覚障碍者にiPhoneは使えるのか --</title>
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    <published>2009-12-16T07:00:22Z</published>
    <updated>2009-12-16T07:23:09Z</updated>

    <summary> Twitter上では比較的よく書いていることなのでご存じの方も少なくないと思う...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
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    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
Twitter上では比較的よく書いていることなのでご存じの方も少なくないと思うが、7月の中頃にiPhoneを購入した。ある程度の期間使い続けて感じたことなど、とりとめもなく書いておくことにする。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>そもそもなぜ買ったのか</h2>
<p>
iPhoneは、そのほとんどの操作をタッチスクリーンで行うようになっているのが大きな特徴の一つだ。しかし、タッチスクリーンとかタッチパネルとか呼ばれる入力方式は、これまで視覚障碍者と最も相性が悪いインターフェースだと考えられてきたし、僕自身、自力で使える可能性を感じたことはほとんどない。ところが、今年の6月に発売された、現時点でのiPhoneの最新モデルに当たるiPhone 3GSには、VoiceOverという視覚障碍者向けの音声化機能が搭載されている。果たしてこのVoiceOverを使うことで、これまで使うことが不可能に近いと感じられたタッチスクリーンのインターフェースがどこまで使えるものになるのか、そんなことを考えつつ情報収集をしていたのだが、気づいたらついうっかりオンラインで購入手続きを済ませてしまっていたというわけだ。
</p>

<h2>使い始めるまで</h2>
<p>
まず、SIMカードを適切な場所に入れてやる必要がある。この作業は電源を切った状態でやらなければならないのだが、僕はここでまずミスをした。iPhoneのパッケージを開封後、まず電源を入れてしまったのだった。「別にもう一度電源を切ればいいじゃん」と言われそうだが、VoiceOverが有効になっていない状態では、画面を見ずに電源を切ることはほぼ不可能である。そのことに気づいていなかった僕は、電源が切れているものだと信じてSIMを入れる作業をしてしまったのだが、どう考えても電源を入れた状態でこの作業をしたと思われる。幸いにも特にその後そのことが原因と思われるような問題は起きていないが、注意が必要な点だ。
</p>

<p>
SIMの挿入が済んだら、次にアクティベーションが必要で、店頭でこの作業を済ませていない場合は自分で行う必要がある。僕の場合はオンラインで新規契約をして端末も宅配便で送られてきたので、当然この作業をする必要があった。この作業は、iTunesを用いて行うのだが、スクリーン・リーダーを使ってiTunesを使うのはあまり快適な作業でない上に、Apple IDの登録などはiTunesから行うのは至難の業だというのは<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_128.html">以前にも書いた通り</a>である。幸い僕はApple IDの取得は完了していたので、この点について困ることはなかった。
</p>

<p>
アクティベーションの作業そのものの中でだったか、その後のiTunesへのディバイス登録作業でだったかは覚えていないが、自分のiPhoneに割り当てられた電話番号を入力しなければならない場面があって、これには少々困ってしまった。普通ならば、端末と一緒に送られてきた書類を見ればすぐに分かることだと思うが、僕の場合はそうもいかない。かといって、まだiPhoneは使える状態になっていないので、どこかに発信して発信者番号を見る、という手も使えない。しばらく考え込んだり検索したりして、結局詳細はどうだったのかは覚えていないのだけれど、一連のプロセスの中でiTunesの画面上にiPhoneに割り当てられている電話番号が表示される場面があることが分かって、その表示をメモしておくことでこの部分を切り抜けることができた。
</p>

<p>
普通ならばここまでやればiPhoneを使い始めることができるのだが、僕の場合はVoiceOverを有効にしないとどうにもならない。この作業はさほど難しいものではない。具体的な手順は省略するが、iPhoneを接続した状態で、iTunesの当該ディバイスの設定の中にVoiceOverを有効にするためのチェックボックスがあるので、これにチェックを入れてやればよい。この作業はJAWS (スクリーン・リーダー) を用いればさほど苦労せずにできる。ちなみに、もちろんiPhoneの本体で設定を変えてVoiceOverを有効にすることもできるが、これは言うまでもなく誰かに画面を見てもらわなければできない。
</p>

<h2>VoiceOverは使い物になるか?</h2>
<p>
ということで初期設定も終わったので、iPhoneで遊び始めてみた。果たしてタッチスクリーンのディバイスが本当に使えるのか、という僕の疑問だが、結論を言えば思った以上に使える、というのが率直な感想だった。操作方法の詳細についてここには書かないが、初めて使う場合でも少なくとも画面上で目的のものを探して選択して実行する、という操作は比較的簡単にできた。文字入力は簡単ではなかったが、これも慣れてくるとそこそこできるようになってきた。
</p>

<p>
ではVoiceOverを有効にしたiPhoneが、視覚障碍者の間で広く使われているらくらくホン (DoCoMo) の代わりになるか、というと残念ながら現時点ではそのレベルに達していないと言わざるを得ない。もっとも大きな問題点は、日本語入力の音声化が不完全であるということだ。変換候補を識別する上で不可欠な漢字の詳細読みがないこと、おそらくより高速な日本語入力を可能にしてくれると思われるフリック入力が音声では利用できないことなど、日本語入力については大いに改善の余地があるのが現状だ。 (ただし、推測変換が比較的優秀なようで、適当に変換しても読める文章にはなるようだ。) 逆に言うと、英語しか使わないのであれば十分に実用に耐えると考えることもできる。
</p>

<h2>アプリケーションは使えるのか?</h2>
<p>
標準搭載のアプリケーションは、基本的に問題なく利用できる。気になるのはiTunes Storeから入手できるサードパーティ製のアプリケーションだが、これはものによっては全く問題なく使え、ものによっては全く使えず、ものによっては多少問題はあるが使える、といった感じだ。僕はこれまでに無料のものを中心にそれなりの数のアプリケーションを試してきたが、それなりに使えるものは少なくない。問題は、有料のものについては購入して試してみないと使えるかどうか分からないという点だ。
</p>

<p>
この問題を解決するためには、いろいろなアプリケーションのVoiceOverでの動作実績に関する情報を蓄積して共有するしかないだろう。そこで、<a href="http://voa.trashpot.org/">そういったことを目的にしたWiki</a>を作ってみた。ここにVoiceOverが有効な際の操作方法などの情報も掲載してあるので、興味がある方はぜひご覧いただきたい。また、iPhone 3GSユーザの方は、ぜひお使いのアプリケーションに関する情報を寄せていただきたい。
</p>

<h2>感想</h2>
<p>
最後に、iPhoneのVoiceOverについて考えたことを二つばかり書いておくことにする。
</p>

<h3>VoiceOverが標準搭載されていることの意味</h3>
<p>
VoiceOverがiPhoneに標準搭載されているということには、いくつかの意味がある。詳しくは記事を改めて書きたいと考えているが (書かないかもしれないけど) 、重要な点の一つは、普段VoiceOverを必要としない晴眼者も簡単にこの機能を有効にして試してみることができるという点だ。これは多くの人には関係のないことかもしれないが、たとえばWebサイトの開発を行っているような人の場合、Windows環境と違って追加でスクリーン・リーダーを購入することなく視覚障碍があるiPhoneユーザの環境を再現し、テストすることができる。また、上述のアプリケーションの動作実績を蓄積していく上でも、普段VoiceOverを使っている視覚障碍者以外の人も情報提供者になることができる。
</p>

<h3>タッチスクリーンが使えるということ</h3>
<p>
冒頭で述べた通り、僕はタッチスクリーンは視覚障碍者にとって利用できないディバイスだと考えて疑わなかった。しかし、上述の通り、VoiceOverを有効にすることでタッチスクリーンをそれなり以上に使うことができる。確かにタッチスクリーン単体では視覚障碍者が利用することはほぼ不可能だが、適切な音声フィードバックを提供することで利用できるようになるということが実証されたわけだ。まず僕は、自分の思い込み恥じ、その思い込みの結果新たな可能性に目を向けようともしなかった自分の姿勢を反省した。</p>

<p>
同時に、ハードウェアというのはソフトウェア次第で、極端な言い方をすれば「どうにでもできる」ものだという点を再認識させられた。すなわち、どのようなハードウェアも、一緒に用いられるソフトウェア次第で使いやすくも使いにくくもなるものであるということだ。したがって、ユーザ・インタフェースを考える時は、ハードウェアのことだけを考えるのではなく、ソフトウェアも含めて考えて評価しなければ、決して適切な評価にならないということだ。「このディバイスはタッチスクリーンだから視覚障碍者には利用できないUIだ」というのはハードウェアのみに注目した物言いであって、実際にはそのディバイスで動作するソフトウェアがどのような機能を持つかも含めて考えなければいけないのだ。さらに言えば、ハードウェアとそれを動作させるソフトウェアに加えて、そのディバイスが利用される環境も含めて考えなければ正しい評価はできないだろう。例えば、いくら適切な音声フィードバックがあるタッチスクリーン・ディバイスであっても、騒音が多い所で利用されるものであれば、やはりそれは視覚障碍者には利用が難しいものになってしまう。どうやら僕はこれまで、ユーザ・インタフェースというのがいくつものコンポーネントの組み合わせで成り立っているということを忘れて、特定のコンポーネントだけに着目した評価をしてきたのではないかと反省させられたわけだ。これまで使えるわけがないと思って見向きもしなかったものの中には、再評価する必要があるものもあるのかもしれない。
</p>

<p>
そして、タッチスクリーンの利用に関してもう1点触れておきたいのは、実はタッチスクリーン (+適切な音声フィードバック) の方が、キーボード+音声よりも、視覚障碍者にとって便利な場合というのもありそうだ、ということだ。具体的には、たとえば初めてアクセスしたWebページにおいて、ページ全体のレイアウトを知りたい場合などだ。視覚障碍がある場合、画面の鳥瞰図を得ることが不可能、または困難で、そのことをいかに補うことができるかというのは、アクセシビリティを向上させる上ではぜひ考えなければならない点だと思う。iPhoneのVoiceOverを使ってみて、タッチスクリーンと適切な音声フィードバックを組み合わせれば、この点を大いに補える場合が少なからずあるのではないかと感じた。ただ、おそらくこれはタッチスクリーンのサイズも影響していて、iPhoneのこのサイズだからうまくいっている、という側面もありそうだ。今後、タッチスクリーンと音声の組み合わせをより有効に用いていくための方法などについて、さらに検討していく必要はありそうだ。
</p>

<h2>最後にお願い</h2>
<p>
繰り返しになりますが、<a href="http://voa.trashpot.org/">Wiki</a>への情報提供をお願いします。特に<a href="http://voa.trashpot.org/iPhone%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E9%96%A2%E9%80%A3%E6%83%85%E5%A0%B1">アプリケーションの動作実績情報</a>を提供していただけると大変助かります。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「アクセスできること」がアクセシビリティ、それを忘れてはいませんか?</title>
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    <published>2009-09-14T01:53:49Z</published>
    <updated>2009-09-17T15:18:22Z</updated>

    <summary> アックゼロヨン・アワードという、Webサイトを表彰するアワードがある。このアワ...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
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    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
<a href="http://www.acc04.jp/">アックゼロヨン・アワード</a>という、Webサイトを表彰するアワードがある。このアワードのホームページにアクセスすると、「年齢や性別、障害の有無、ITリテラシの高低に関わらず、誰にとっても使いやすいウェブサイトを表彰します。」というaltがついた画像がある。これだけを見るとアクセシビリティやユーザビリティだけが評価対象のアワードのように感じられるが、<a href="http://www.acc04.jp/review/">同アワードの審査のページ</a>に示されている評価軸には、「デザイン表現」や「アイディア」という項目も含まれているので、決してアクセシビリティやユーザビリティだけが評価されるアワードではない。僕自身も前回まで審査員の一人として関わっていたが、アクセシビリティのことを気にする人にとっても気にしない人にとっても「クールな」あるいは「いけてる」Webサイトを表彰しよう、というのが基本的な考え方だったと理解していたし、その点については今回も変更はなかったと思う。つまり、このアワードでグランプリを受賞すれば、それはアクセシビリティも高く、使いやすく、見た目も含めて格好がよい、というすばらしいサイトであるということになるはずだ。その<a href="http://www.acc04.jp/results/">アックゼロヨン・アワードの第4回の入賞サイトとグランプリ受賞サイト</a>がしばらく前に発表され、つい先日授賞式も行われたらしい。そこで早速グランプリのサイトを覗いてみた。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
グランプリを受賞したのは、文部科学省のサイト内にある<a href="http://www.mext.go.jp/donnamonka/"> どんな？文科！数字で見る文部科学省</a>というコンテンツだ。アクセスしてみると、このコンテンツに関する説明が書かれたページが出てきた。なんでも、表示される日常的な風景やイラスト、様々な数字を基に文科省の取り組みが分かるようになっているコンテンツらしい。そしてその説明文から、このコンテンツそのものはFlashを使って提供されているものであることも分かる。早速コンテンツへのリンクをクリックしてみた。
</p>

<p>
リンクをクリックすると、Flashコンテンツの読み込みが始まり、その進行状況が何パーセントかという数字が、スクリーン・リーダーでも認識できる形で表示された。 (実際には表示はされていないのかもしれないが、少なくともスクリーン・リーダーには認識できる形だった。) 効果音も再生されるが、音量も適当でスクリーン・リーダーの利用の妨げになるような種類のものではないように思う。こういった状況から、Flashコンテンツではあってもそれなりに使えるものなのではないかという期待を持った。それにそもそもアックゼロヨンのグランプリなのだから、アクセシブルなFlashでないわけがないという考えもあった。しかし、コンテンツの読み込みが終わって出てきたものは、お世辞にもアクセシブルとは言えない代物だった。
</p>

<p>
アクセシブルではない以上、どこがどう読めない点がよくないのか、などということを僕が書くことはできない。が、とりあえず感じたことを書いておく。まず、JAWS 9.0でアクセスした場合、ラベルがついていないと考えられるボタンがいくつか現れる。そして、画面は動的に変化しているようで、ボタンの数などもその時々で違っているような印象だ。ためしにその中のボタンのいくつかを押してみると、何らかのテキストがJAWSにも認識可能な形で表示される。しかし、自分が押したボタンが何のためのボタンなのかがさっぱり分からないので、このテキストを読めることにさして意味はないと思う。
</p>

<p>
Flashコンテンツの場合、スクリーン・リーダーが変わると読み取れる情報も大きく変わることが時々ある。そして、必ずしもJAWSの方が優れているわけではない場合も、僕の過去の経験ではあった。そこで、PC-Talker XP 3.08でもアクセスしてみた。コンテンツの読み込み中に進行状況を確認できるのはJAWSと同様だった。しかし、コンテンツの読み込みが終わった後の状況はひどいもので、Flashコンテンツを全く認識していないようだった。必要な画面サイズとかFlashが必要とかいう情報が読み上げられるだけで、ページのソースを見たわけではないのだが、おそらくHTMLで書かれていることが読み上げられているのだろうなという印象だった。
</p>

<p>
この段階で僕は、「これがグランプリとはどういう了見だ!?」と思った。そこで、改めて結果発表のページを見てみると、審査の評価軸となった6項目について、書く審査員のつけた点の平均点と思われる数値が掲載されていた。このグランプリのサイトの場合、アクセシビリティの評価は6.0となっている。 (明確な記述をこのページ上に見つけられなかったが、満点は10点だと思われる。) そして、評価軸に関する説明のアクセシビリティに関するところには「JIS X 8341-3やWCAG1.0などのアクセシビリティガイドラインと照らし合わせて、アクセス性が確保されているか。」とある。つまり、単純に考えれば、このサイトの場合は6割方これらガイドラインの項目を見たし、アクセス性が確保されている、というのが審査員の判断なのだということになるだろう。
</p>

<p>
では僕が審査員だったらどう判断したかを書いておこう。じっくり見てはいないが、おそらくHTML部分の記述はそれなりのものだと思う。そして、その部分だけを判断対象としてWCAGとかJIS X 8341-3とかを基準に考えれば、かなり高い得点になると思う。しかし、Flash部分はどうかというと、基準を満たすとか満たさないというレベルではない。ここで審査員の考え方や、もしあるならアックゼロヨンの審査基準がどうかで判断が変わってくる。6.0という数字は、きっと「Flash部分は満たしてないから減点だよね」という感じの判断から出てきたものではないかと思う。しかし、僕が審査するなら「Flashが読めなきゃこのサイトでは何も情報が伝わってこないんだからアクセシビリティは高いとか低いとかじゃなくて『無』、よってこの評価軸の評価は『0』」と判断する。
</p>

<p>
WCAGやJIS X 8341-3の基準を満たすことにはそれなりの価値がある。しかし、見た仕方を間違えば、「満たしているけどアクセシブルではない」という状況は簡単に生まれてしまう。そしてさらに重要なことは、サイトにアクセスする利用者が求めているのは「基準を満たしていること」ではなく「読めること、読みやすいこと」だということである。まず読めるかどうかを判断した上で、ではそれがどれだけ読みやすい (アクセスしやすい) かを判断するためにWCAGなどの基準が用いられるべきであって、読めるかどうかの判断に当たってこれらの基準だけを使うべきではないのだ。読めないサイトがいくら基準を満たしていても全く価値はないということは、考えなくても分かることだろう。
</p>

<p>
では、Flash中心のサイトがアクセシビリティ面で高評価を得ることは難しいのだろうか。決してそんなことはない。Flashをアクセシブルにできなくても、同じ情報、同じメッセージを伝えることができる別の形式のコンテンツがあれば全く問題はない。その場合、いくらFlashコンテンツのアクセシビリティが低くても (なくても) 、その代わりのコンテンツのアクセシビリティが高ければ、サイト全体に対するアクセシビリティ評価は高いものになってしかるべきである。そのように、全体を見てまず第1に「すべての人に情報/メッセージが伝わるか」、そして「それらの実装手法はアクセシビリティを向上させるものか」という判断をして審査すべきなのではないだろうか。 (言うまでもなく後者においてWCAGやJIS X 8341-3はきわめて重要な判断材料になる。)
</p>

<p>
ということで、この文科省のサイトについても、適切な代替コンテンツが提供されていれば問題はないと思う。が少なくとも入り口になっているHTMLのページにはそのような説明は見あたらない。と思っていたのだが、先日行われた授賞式について伝える記事の中にこんな記述を見つけた:
</p>

<p>
<a href="http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/09/08/6498">Web担当者Forum - 「第4回アックゼロヨン・アワード」グランプリを表彰。28人の専門家が評価する誰もが使いやすいサイトは</a></p>

<blockquote cite="http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/09/08/6498">
<p>
森川氏はグランプリ受賞について、「性別や年齢、いろいろなものを超えてユニバーサルな社会を作っていくことに近い考え、ウェブサイトであれば、ITのリテラシーの差を乗り越えた、誰にとっても使いやすいサイトを表彰したいとアワードをやってきた。今回、『どんな？文科！』を見て、非常に広い年齢層にアプローチされている」と語り、子どもに対してPDFをプリントして冊子の形で見せるアイデアなど、アクセシビリティのバリアが始めからないことを感じさせるサイトであると評価していた。
</p>
</blockquote>

<p>
日本ウェブ協会理事長の森川 眞行氏の発言である。なるほどPDFという代替版はあるらしい。しかしそれを手に入れるためにはおそらくFlashコンテンツを使えなければならない。これのどこが「バリアがない」というのか。子供たちにも使えるからアクセシビリティが高そう、そういう印象を持つのは勝手だし、実際重要な側面であることも否定しない。しかしこれは障碍児教育だってやっている文科省のサイトだ。そういうことを考えると、いくら印象としてアクセシビリティに配慮されていても実際に障碍児が使えないようなものがグランプリを受賞するなどということは考えられないことだ。アクセシビリティ的側面を前面に出しているアワードなのだから、そういう一般の利用者の感想のような評価ではなく、Webに関わるプロとしての技術的評価や利用者の多様性を意識した評価をするべきだろう。
</p>

<p>
森川氏といえば、こういう発言も目にした:
</p>

<p>
<a href="http://nakanohajime.wordpress.com/2009/09/08/acc04/">du pope : NAKANO Hajime's Blog - 第4回アックゼロヨン・アワード授賞式で考えたこといろいろ</a></p>

<blockquote cite="http://nakanohajime.wordpress.com/2009/09/08/acc04/">
<p>
デザインと違い、アクセシビリティはJIS X 8341-3やWCAG 1.0など明確なガイドラインを元にした評価であり、数値化もずっとしやすい。制作時の対応も同じはず</p>
</blockquote>
 
<p>
こういう考えなのだとすると、何というか本当に残念だ。上述の通り、極端なことを言えばWCAGに書かれていることの全部を満たしていたとしても、やり方がまずければ全くアクセシビリティのないサイトを作ることは可能だし、WCAGを意識していなかったり、あるいは意識的に特定の項目を無視したりして作られたサイトでもアクセシビリティの高いサイトは存在するはずだ。これはアクセシビリティに限らない話だが、いくらヒューリスティック・テストをしっかりしても、ユーザー・テストを全くしていなければ使い物にならないものができあがってしまう可能性は高い。この森川氏の発言は、「ヒューリスティック・テストをちゃんとやれば基本的に問題ない」とも受け取れてしまうのだが、現状がそうではないことは期せずして今回のグランプリ受賞サイトがよく示してくれているではないか。
</p>

<p>
繰り返しになるがアクセシビリティの高いサイトを作るということは、単純にWCAGやJIS X 8341-3に準拠したコーディングをする、ということではないはずだ。「こういう利用者がいて、こういうニーズがあるから、こういう風にするとちゃんと情報やメッセージが伝わるんじゃないかな」ということを真剣に考え、それをコードという形にして吐きだしていく作業だ。WCAGに「画像にはaltを」というようなことが書かれているからといって適当にaltをつければそれでよし、というのではなく、その画像が出てくる文脈において一番その画像の役割が正しく伝わるaltを考えてつける、そういうことが必要なのである。WCAGやJIS X 8341-3の各項目について、それがどういう人のどういうニーズを満たすためのものなのかを正しく理解した上でその項目を満たす、必要なのはそういう意識とそれを形にする技術力だ。仕様を読むだけでなく、仕様の後ろにある思考をも読み取ろうとする、そういう使い方をしなければWCAGもJIS X 8341-3も本当に役立てることはできないし、それがプロの仕事というものだろう。
</p>

<p>
僕が「アクセシビリティ」という言葉を自分自身の社会活動の中心に据えてからもう15年になる。この15年の間にこの言葉の知名度は大いに上がったと感じる。特にWeb世界に関わる人の間には広く知られる言葉になったと思う。アックゼロヨンによってこの言葉がより広く知られるようになったという側面もあるだろう。しかし、言葉だけが知られるようになってもあまり意味はない。その言葉とともにあるコンセプト、本質、そんなものも同時に理解されないのであれば、それは全く広まったことにはならないのだ。アックゼロヨンも、ヒューリスティック・テストで見えてくる表面的な部分だけを見て本質を見ないという姿勢では、もうアクセシビリティの向上には寄与できないことを認識し、アクセシビリティに対する考え方を大きく修正すべき時がきているのではないだろうか。もしそれをしなければ、今のまま「アクセシビリティを前面に出しているのにアクセシビリティが低いサイトが最高栄誉に輝くアワード」であり続けるしかないだろう。しかしそれではアクセシビリティの本質が伝えられないだけでなく、間違った理解を広めることにすらなりかねないと思うのだ。
</p>

<p>
このように考えてくると、果たして僕自身が正しくアクセシビリティについて啓蒙してきたのだろうかという点についても考える必要がありそうだと感じる。バリア・フリーだってユニバーサル・デザインだって、初期にがんばった人たちのおかげでまず意識の高い人たちの間に言葉とコンセプトがひろまったのではないかと思う。しかし、その後言葉が一人歩きしてある種のバズワードとしてこれらの言葉が利用され、本質が理解されないまま使われたことも少なくないように思う。アクセシビリティという言葉もどうやらそのレベルに到達したようだ。本当はコンセプトと言葉をいっしょに普及させてきたつもりだけど、実際にはそうはなっていないことが今回のことを見ても分かる。今後どうやってコンセプトを言葉以上に根付かせるのか、今こそ僕たちがもっと真剣にいろいろな取り組みを進めていかなければならないのだと認識を新たにした。
</p>

<h2>追記</h2>
<p>
一部誤字を修正しました。 (2009/09/18 00:17)
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Plone上での日時標示の設定</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/08/post_135.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.247</id>

    <published>2009-08-17T18:34:00Z</published>
    <updated>2009-08-17T18:39:07Z</updated>

    <summary> Ploneで、ページが投稿されたり変更されたりした日時が標示される場合がある。...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="技術メモ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="plone" label="Plone" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="plone3" label="Plone 3" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
Ploneで、ページが投稿されたり変更されたりした日時が標示される場合がある。このような標示だが、デフォルトでは英語表記になってしまう。普段はあまり困らないのだが、ニュースの一覧なんかにおいては、タイトルが日本語なのに更新日時が英語だったりするとなんとも中途半端な感じになってしまう。 (少なくとも僕はそう思う。) ということで、この日時の標示を変える方法を調べてみた。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
メッセージ・カタログの日本語翻訳ファイルを見てみると、日時の標示は適切に行われそうに見える。が、実際には前述の通り、たとえば ``Aug 18, 2009 11:00 PM'' のように英語の表記になってしまう。翻訳ファイルの内容が反映されてくれれば、日本語表示の時には適切に「2009年8月18日 23:00」のような感じに、英語標示の時にはデフォルトのような形での英語標示がされるであろうから、これが実現できるのが一番ありがたい。が、ちょっと調べてみた感じだと、なぜ翻訳ファイルの内容が反映されないのかは分からなかったので、別の方法をとることにした。
</p>

<p>
具体的には、以下の手順で設定を変更する:
</p>

<ol>
<li><abbr title="Zope Management Interface">ZMI</abbr>にアクセスし、当該サイトのディレクトリをクリック</li>
<li>portal_properties → site_propertiesの順にクリック</li>
<li>以下の設定変更を行う:<table>
<thead>
<tr>
<th scope="col">プロパティ名</th>
<th scope="col">旧設定<br />(旧表示例)</th>
<th scope="col">新設定<br />(新表示例)</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<th scope="row">localTimeFormat</th>
<td>%b %d, %Y<br />
(Aug 18, 2009)</td>
<td>%F<br />
(2009-08-18)</td>
</tr>
<tr>
<th scope="row">localLongTimeFormat</th>
<td>%b %d, %Y %I:%M %p<br />
(Aug 18, 2009 11:00 PM)</td>
<td>%F %H:%M<br />
(2009-08-18 23:00)</td>
</tr>
<tr>
<th scope="row">localTimeOnlyFormat</th>
<td>%I:%M %p<br />
(11:00 PM)</td>
<td>%H:%M<br />
(23:00)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</li>
<li>``Save Changes''をクリック</li>
</ol>

<p>
この設定の場合、英語標示でも日本語表示でも、日は「年-月-日」の形式で、時刻は24時間の形式で表されるので、少なくともデフォルトよりは自然だと思う。もちろん、日本語以外の言語を使用していないサイトであれば、上記文字列を工夫して、より日本語的な表記にすることもできる。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Time MachineのバックアップをNAS上に保存する</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/08/post_134.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.246</id>

    <published>2009-08-14T01:50:55Z</published>
    <updated>2009-08-14T01:59:54Z</updated>

    <summary> Twitter上では騒いでいるので、Twitterを使っている人にはご存じの方...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="技術メモ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="macos" label="Mac OS" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="timemachine" label="Time Machine" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
Twitter上では騒いでいるので、Twitterを使っている人にはご存じの方も多いと思うが、最近MacBookを入手した。入手、といっても購入したわけではないのだが、それはまた別の話ということで。で、いろいろと試しているのだが (またその「いろいろ」についてもいずれ書くことにするが) 、訳あって早めにバックアップ体制を作る必要があったので、Mac OS X 10.5 (Leopard) 標準の機能であるTime Machineを試してみた。基本的に便利そうなものの、バックアップを保存する先がそのMacに直接接続されている外付けのハードディスクか、アップルが売っているタイムカプセルという無線LANのアクセスポイント機能 (802.11Nらしい) 内蔵のNAS以外には指定できないということが分かって大変がっかりした。
</p>

<p>
このTime Machineというバックアップ機能、1時間に1度、いわゆる増分バックアップをとってくれるという、ちゃんとつかえればそれだけで安心感が随分と増すようなものだ。しかし、だとするとラップトップに始終外付けのハードディスクを接続した状態にしておかないといけないわけで、これは実に邪魔くさい。かといって、それだけのためにタイムカプセルを買えるような余裕は、残念ながら今の僕の財布にはない。ということで、自然な流れでどうにか既存のNASにバックアップを保存できないものだろうかという考えに至り、あれこれ調べてみた。
</p>

<p>
結論から言うと、NASをバックアップ先に指定することは可能である。以下、そのための手順とはまりやすいポイント (というか僕がさんざんはまったポイント) を書いておく。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>NASをバックアップ先に指定できるようにする</h2>
<p>
まず、標準状態ではTime Machineのバックアップ先としてNASを指定できないので、この問題を解決する。この設定を変更する目的のスクリプトなどもあるが、基本的にはターミナルを開いて以下を実行すればよい:
</p>

<pre>
defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1
</pre>

<p>
これで、「システム環境設定」のTime Machineの設定の中のバックアップ先を指定するダイアログにおいて、NASも指定できるようになる。この際、対象のボリュームがマウントされていないと、たぶんこのダイアログにそのボリュームが出てこないので、予めそのボリュームをマウントする (ファインダーで開く) 操作をしておいた方がよいだろう。
</p>

<h2>バックアップの実態を保存するためのsparse bundle disk imageを作る</h2>
<p>
さて、バックアップ先を指定すると初回バックアップまでのカウントダウンが始まる。そしてそれが終わると「バックアップの準備」が始まり、しばらく準備をした後に失敗する。これは、バックアップの実態を保存するための場所をNAS上に作るのに失敗するためだと思われる。が、なぜ失敗するのかは分からない。この問題を回避するためには、まずローカルでその「保存用の場所」を作り、それをNASにコピーするという方法をとる。その手順は以下の通り:
</p>

<ol>
<li>ディスク・ユーティリティを開く (「アプリケーション」→「ユーティリティ」にある)</li>
<li>メニューの「ファイル」→「新規」→「空のディスクイメージ」を実行 (command+option+nでも同じ)</li>
<li>以下のように設定:<ul>
<li>「名前」に、[ホスト名]_[有線ネットワーク・インタフェースのMACアドレス]を指定 (「ホスト名」はそのMacにつけられている名前、「有線ネットワーク・インタフェースのMACアドレス」は、実際のMACアドレスからコロン (:) を抜いて全て小文字にしたものを指定する。従って、たとえば host_00aa11bb22cc のようになる。)</li>
<li>「場所」に、デスクトップなどローカルの場所を指定する (ローカルであればどこでもよい)</li>
<li>「ボリューム名」に適当な名前を指定 (何でもよいが ``Time Machine'' などとしておけば分かりやすい)</li>
<li>「ボリュームサイズ」に、NASの空き領域を考慮して、バックアップしようとしているディスクが十分保存できるサイズを指定</li>
<li>「ボリュームフォーマット」、「暗号化」は、それぞれ「Mac OS拡張 (ジャーナリング)」、「なし」を指定 (デフォルト)</li>
<li>「パーティション」に「ハードディスク」を指定</li>
<li>「イメージフォーマット」に「スパースバンドルディスクイメージ」を指定</li>
</ul></li>
<li>「作成」をクリック</li>
<li>できたディスク・イメージをバックアップ先のボリュームに移動 (ディスク・イメージ作成直後には、そのイメージがマウントされている場合があるので、必ずアンマウントしてから移動する)</li>
</ol>

<p>補足 1: 上記でホスト名とMACアドレスからなる名前を間違ってつけるとバックアップが失敗する。Time Machineが何というファイル名を期待しているのかは、「バックアップの準備中」にバックアップ先のフォルダに作成される一時ファイルの名前を確認することで知ることができる。たとえば、上記の例のようにホスト名がhost、MACアドレスが00:AA:11:BB:22:CCの場合、``._host_00aa11bb22cc.tmp.sparsebundle'' というファイルが作られる。 (このファイルは、lsコマンドなら -aオプションがないと、またWindowsのエクスプローラーなら隠しファイルも標示する設定になっていないと標示されない。) すなわち、作るべきディスク・イメージの名前はこのファイル名の先頭の ``._''と最後の方の ``.tmp'' を取り除いたものになる。上記ディスク・ユーティリティの設定の際に誤った名前をつけても、後でファインダー上でリネームすることが可能。
</p>

<p>
補足 2: sparse bundle disk imageにおける「ボリュームサイズ」は、そのディスクの最大のサイズであって、作成時のディスク・イメージのサイズではない。この形式の場合、最低限必要なサイズでディスク・イメージを作成し、その後必要に応じてディスク・イメージのサイズを増加させていくようになっているようだ。したがって、ローカルのハードディスクの空き容量以上のサイズを指定しても、 (よほど大きなサイズならば別だが) 問題はない。 (僕が128GBを指定した時にできたディスク・イメージのサイズは1GBに満たない程度だった。) ディスク・イメージ作成後にサイズを変更することもできるようだが、二度手間になるので作成時に適切な値を指定する方がよいだろう。また、VoiceOverを使っている場合は、作成後にサイズを変更する画面の操作が分かりにくいという問題もある。
</p>

<h2>バックアップを実行</h2>
<p>
ここまでできれば準備完了である。メニューの「今すぐバックアップを作成」を実行すればよいはずだ。もしうまくいかない場合は、念のためにバックアップ先を指定し直してみるとよい場合もあるようだ。
</p>

<h2>はまったポイント</h2><p>
<ol>
<li>MACアドレス: 現在のネットワーク接続に使われているのが無線インタフェースであっても、指定するべきなのは有線インタフェースのMACアドレスである。無線の情報を見ていても、MACアドレスが表示されているタブのラベルは ``Ethernet'' なので分かりづらい。 (という言い訳)</li>
<li>ボリュームフォーマット: sparse disk imageと sparse bundle disk imageは似て非なるものである。作成されるディスク・イメージの拡張子 (sparse bundle diskの方は実は実態はディレクトリのようなので「拡張子」というのは不正確だが) が違うので、うっかり間違っても容易に確認できる。 (はずなのだがそれを知らないと間違いに気づかない)</li>
<li>作成されたディスク・イメージがマウントされた状態でバックアップを始めると失敗する (らしい)</li>
</ol>

<p>
ということで、ちゃんとやってるはずなのにうまくいかない......、という場合は、とりあえず上述の一時ファイルの名前と作成したディスク・イメージの名前を比べてみると良さそうだ。 (僕はそれでようやく上のポイントの1と2に気づいた。)
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title> QuickTimeインストール後にブラウザの挙動が変化 (続き)</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/07/quicktime_1.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.245</id>

    <published>2009-07-26T04:48:17Z</published>
    <updated>2009-07-26T04:54:04Z</updated>

    <summary> 先ほどの記事でQuickTimeの設定変更について書いたが、あの後、実はブラウ...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="パソコン" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="技術メモ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="quicktime" label="QuickTime" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="windows" label="Windows" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/07/quicktime.html">先ほどの記事</a>でQuickTimeの設定変更について書いたが、あの後、実はブラウザ関係の挙動が完全に戻ったわけではないらしいことに気づいた。それでもう少し調べてみた。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
調べてみると、どうやら「ブラウザ」タブの中にある「MIME 設定」というボタンを押して出てくるダイアログでも、先ほどの記事の「ファイルの種類」のタブでやったのと同様の設定をする必要があるようだ。 (ただ、たぶん完全に設定内容が一致している必要はないと思う。) どうやら、これで今度こそこの問題は解決できたように思う。
</p>

<p>
ところで、ここまでの話はWindows XP上でのこと。Windows Vistaだとどうもちょっと設定画面が違っているようだ。Vistaでの設定についても調べて書こうと思ったのだけれど、なぜか「MIME 設定」のボタンを押した後、何も反応がなくなってしまうという状況で、まだ確認ができていない。これについてはいずれ、分かり次第 (分かれば、だけど) 記事を改めて書くことにする。
</p>
 ]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>QuickTimeインストール後にブラウザの挙動が変化</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/07/quicktime.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.244</id>

    <published>2009-07-26T00:39:11Z</published>
    <updated>2009-07-26T04:58:26Z</updated>

    <summary> WindowsのPCを使っていて特定の形式のファイルを扱おうとすると、Quic...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
WindowsのPCを使っていて特定の形式のファイルを扱おうとすると、QuickTimeのインストールが必要になることがある。そのファイルを開く上でどうしても必要だから普通は素直にインストールすることになる。ところで、QuickTimeはすでにそのPC上で問題なく扱うことができている、たとえばWAVやMP3などの形式のファイルを扱うこともできる。それはそれでいいのだが、問題は特に何も考えずにQuickTimeをインストールすると、今まで別のプログラムで扱っていた形式のファイルまでQuickTimeで扱う設定に (たぶん) 変わってしまうということだ。 (「たぶん」というのは、QuickTimeを一度もインストールしたことがないPCが手元にないために正確には確認できないから。) これによって、PCの動作がそれまで慣れ親しんできたものとは変わってしまう。人によっては気にならないかもしれないし、人によっては変わった後の方が好ましい状態だと考えるかもしれない。しかし、僕は元通りの挙動が好きだったので、元に戻すことにした。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
まず、QuickTime Playerに関連づけるファイル形式の指定を確認、変更する。もちろんWindowsの「フォルダオプション」などから関連づけを変えることもできるが、おそらくそれだとQuickTimeが設定変更を検知して、何かしらの警告を出すようになるような気がする。そこで、以下のようにする。
</p>

<ol>
<li>コントロールパネルのQuickTimeをクリック (クラッシック標示にしていない場合は「コントロールパネルのその他のオプション」の下にあるらしい)</li>
<li>「ファイルの種類」のタブを標示</li>
<li>これまでと同じように扱いたいファイル形式のチェックを外す</li>
<li>「関連付けが変更されていたら知らせる」のチェックを外す</li>
<li>OKをクリック</li>
</ol>

<p>
これで基本的には元に戻るのだが、実はこれだけでは不十分である。というのは、Internet Explorerなどで、たとえばMP3ファイルへのリンクをクリックした時の挙動がこれまでのものに戻っていない。具体的には、QuickTimeインストール以前にIEで標示したWebページ上にあるMP3ファイルへのリンクをクリックした場合、ダウンロードのダイアログが表示されるのに対して、インストール後は、設定にもよるがIE上で再生されるようになる。上記の設定変更をしただけだと、この挙動は元に戻らない。
</p>

<p>
これを戻すためには、上述の設定ダイアログの中の「ブラウザ」のタブにある、「ムービーを自動的に再生」のチェックを外す必要がある。「ムービー」というから対象になるのは動画だけかと思ってしまうが、どうやら実際にはMP3などの音声ファイルも含まれているようである。この設定を変更すれば、ブラウザの挙動もこれまでと同じになる。
</p>

<p>
それにしても、この「ムービー」という言葉の誤用は、分かりやすいインタフェースを作る上では致命的な欠陥だと思う。これが「メディアファイル」とか「コンテンツ」とか「動画や音楽」とか、何でもいいけどより正確な表現になっていれば、僕はおそらく何の迷いもなくブラウザの挙動を元通りにすることができただろう。しかし、実際には「ムービー」という言葉に惑わされて、「音声ファイルは関係ないな」という思い込みを持ち、結果としてこの項目のチェックを外してみるということを試そうと思わなかった。いろいろと調べたり試したりして分からなかったので、まさか、と思ってチェックを外してこの設定ができたわけだが、随分と時間を無駄にしてしまった。この設定画面のように簡単に参照できるヘルプがない場合は特に、ダイアログの中に標示する言葉は正確かつ簡潔にして、誤解がないように注意しないといけないのだと感じさせられた。
</p>

<h2>追記</h2>
<p>
この記事の投稿後にこれでは不十分らしいことが分かり、<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/07/quicktime_1.html">補足記事</a>を書きましたので、併せてお読みください。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Windows Live Messengerの不可思議な挙動</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/07/windows_live_messenger.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.243</id>

    <published>2009-07-25T01:16:30Z</published>
    <updated>2009-07-25T01:35:13Z</updated>

    <summary> 最近、Windows Live Messengerでかなり不可思議な現象に遭遇...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="パソコン" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="技術メモ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="windows" label="Windows" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
最近、Windows Live Messengerでかなり不可思議な現象に遭遇した。さんざん悩んだものの一応解決したようなので、メモ代わりにここに書いておくことにする。 (はっきりいって全然「技術メモ」なんていうレベルの話じゃないけど、一応そのカテゴリーも足しておくことにする。)
</p>

<p>
その現象は、会話のウィンドウで何かを入力している時、行末に半角空白を入れようとすると発生した。それで、何かを入力している時、多くの場合カーソルは行末にあるわけで、この現象に遭遇する可能性はかなり高かった。具体的には......
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
たとえば、「1 2 3 4 5」と、数字の間に半角スペースを入れて入力しようとする。まず、最初の「1」は問題なく入る。問題はこの後のスペースで、スペースバーを押したとたんに何も入らないだけでなく、カーソルが行頭に戻ってしまう。それに気づかずに続きの「2 3 4 5」を入力してEnterキーを押すと、送信される文字列は「2 3 4 51」となってしまう。 (「2」以降の半角スペースは行末に入力されるわけではないから問題ない。)
</p>

<p>
さらに、たとえば「1 2 3 4 5」という文字列がすでに入力されている場合に、行末にカーソルを持っていってBSキーを押すと、普通は「5」だけが消えるはずなのに、なぜかその前の半角スペースも削除され、そしてカーソルが行頭に移動してしまう。
</p>

<p>
こんな様子だから、たとえばUnixの管理用のコマンドなんかの話をしようものなら、パラメーターの順番はめちゃくちゃになるし、入るべきスペースは入らないし、とにかくまさに「話にならない」という状況になってしまう。
</p>

<p>
キーに問題があるのかともちょっとだけ思ったが、どこか別の所で入力した半角スペースをクリップボードにコピーして、これをLive Messengerの行末で貼り付けてみても、スペースバーを押したのと同じ結果になってしまった。したがって、問題はキーボードではなく、入力を受け付けて処理する部分にあることが分かった。
</p>

<p>
ちょっと検索して調べてみたりもしたのだが、どうもこの現象で悩んでいる人の話を見つけることはできなかった。それで、仕方がないので闇雲にいろいろとLive Messengerの設定を変えてみたり、Live Messengerの修復インストールや再インストールを試してみたりした。設定変更については、自分がデフォルトから何を変えたのかを覚えていればそんなに苦労することもなかったのだろうけど、全くと言っていいほど覚えていなかったので闇雲に試してみるしかなかった。
</p>

<p>
その結果分かったことは、メニューバーの「ツール」 → 「オプション」とたどって出てくるダイアログの、「メッセージ」のセクションにある「絵文字を標示する」という項目にチェックが入っていない場合に、この現象が発生することが分かった。理由は全く分からない。
</p>

<p>
なお、この現象はWindows XP Professional SP3上の、バージョン情報として「Version 2009 (Build 14.0.8064.206)」と標示されるWindows Live Messengerで発生したものである。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ネット販売がなくても困らないために</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_133.html" />
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    <published>2009-05-30T06:43:05Z</published>
    <updated>2009-05-30T07:34:45Z</updated>

    <summary> このブログを読んでくださっている皆さんはそろそろ飽きてきたかもしれないが、三度...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
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        <category term="ニュースの話題" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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    <category term="障碍者" label="障碍者" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
このブログを読んでくださっている皆さんはそろそろ飽きてきたかもしれないが、三度医薬品ネット販売規制問題。
</p>

<p>
<a href="http://blogmag.ascii.jp/kodera/2009/05/26220934.html
">コデラノブログ 3 - ケンコーコムらが訴訟</a>
</p>

<blockquote>
<p>
既存事業者はあくまでも対面販売にこだわることでネットを排除するのだが、それが健常者のことしか想定していないというのは、医療に関わる者としてあまりにもバカ過ぎないか？
</p>
</blockquote>

<p>
これを読むまで僕は薬局の人たちを、薬剤師も含めて商売人として見ていたような気がする。が、確かに彼らは明らかに医療関係者であるから、僕が思っているよりも不快考えを持っているかもしれない。<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_131.html">先日の記事</a>では、厚労省が公開している議事録を参照して、日本チェーンドラッグストア協会副会長の小田兵馬氏の「(障碍など) 本人の事情により医薬品が買えない場合も、我々 (ドラッグストア) の業界で協力し合うことで対応できる」という発言を紹介した。ということで、思慮ある医療関係者にぜひ考えていただきたい、具体的な「業界での協力」について考えてみた。ここまでやってくれれば、ネット販売がなくても僕はさほど困らないかもしれない。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>視覚障碍者が困らないために、というより僕が困らないために</h2>
<p>
僕がなぜ対面販売だけでは困るのかということについては、上でリンクした先日の記事に書いた通りだ。簡単にまとめるとこうだ。
</p>

<ul>
<li>購入時にパッケージや添付文書の内容を自分で確認できないため、十分な検討が困難</li>
<li>自分で買った薬が何だったのか、後で自分で確実に調べるすべがない</li>
<li>結果として用法用量や副作用などについての正確な情報を得られない</li>
</ul>

<p>
これらを解決できる、販売店やその業界ができることとは何かと考えてみたのだが、とりあえずパッケージや添付文書の内容を点字にしたもの、録音したもの、それにテキストデータ化したものを準備して、購入時にその製品に関する情報をこれらのいずれかの形式 (購入者が求める形式) で閲覧させ、渡してくれれば、だいたい問題は解決するような気もする。しかし、だいたいこういう形式の情報は、製品と一緒に保管しておくには不便な外形なので、それをなくしてしまったり、あるいはどれがどの製品のものなのかが分からなくなってしまったりすることも十分予想できるので、おそらく不十分だろう。
</p>

<p>
ではそれを補うために、加えて何ができるのか。購入後も自分の購入履歴や購入した製品に関する詳細情報をオンラインで確認できる仕組みを提供してくれれば、完璧ではないとは思うが、ネット販売を利用している現状のレベルにはだいたい達するだろう。ただ、ネット販売であればどこにいても一つの店舗を使い続けることができるため、自分の購入情報の管理は容易だが、対面の場合その時々で違う店舗を利用しなければならない可能性が出てくる。しかし、どれをどこで買ったのか、などということはしばらく経てば忘れてしまいそうだから、店舗横断的に購入履歴を保持できるような仕組みでなければあまり意味はないかもしれない。そういった仕組みをプライバシーにも配慮して構築するのは簡単ではないとは思うのだが、業界で協力し合うことで実現することは可能だろう。
</p>

<h2>聴覚障碍の場合</h2>
<p>
ネット販売規制で不便になるのは何も視覚障碍者だけではない。先日も少し紹介したように下肢障碍がある人もそうだし、冒頭で参照した小寺さんのブログにもあるように聴覚障碍者だってそうだ。 (そしてもちろん住んでいる場所や生活環境によって健常者だって不便になるし、ここで言及していない種類の障碍がある人だって影響を受けるだろう。) いろいろなケースがあるとは思うが、聴覚障碍者と下肢障碍者にとって不便にならないようにするために、販売店業界ができることについて考えてみよう。ただし、僕は聴覚障碍についても下肢障碍についても、友人が数人いる程度なので、あまり正しくない推測になってしまう可能性がが大いにあることを理解して読んでいただきたい。
</p>

<p>
まず、聴覚障碍の場合だが、この場合はいかに正しく情報を伝えられるかという点が重要になるだろう。聴覚障碍と一言で言っても、個々の受けてきた教育や生活環境によって、一番効率的、かつ確実にコミュニケーションをとることのできる手段が違っている。具体的には、手話を好む人、筆談を好む人、口話法 (自分の発声と読唇を使う方法) を好む人などがいる。ネット販売の場合は全てが文字を中心としたコミュニケーションになるわけだが、仮に文字コミュニケーションがそれほど得意でない人であっても、店頭とは異なり、十分に時間をかけて、自分が理解できるまでしっかりと情報を読むことができる点は大きなメリットだろう。したがって、店頭での対面販売をネット販売と同等にするためには、
</p>

<ul>
<li>聴覚障碍者の様々なコミュニケーション手段に対応することのできる要員の配置</li>
<li>時間をかけて情報を理解する必要がある場合にも気兼ねしなくていいような環境の実現</li>
</ul>

<p>
ということが必要になるだろう。前者が重要なことは言うまでもない。後者については、聴覚障碍者だけでなく、情報をじっくり聞いて理解する必要がある僕たち視覚障碍者にも有益だし、さらに言えばじっくりと薬剤師と相談して不安を解消した上で薬を買いたい健常者にも有益だろう。現状では、ある程度以上の規模の店舗では、店員や薬剤師は忙しそうで、また薬を買おうと待っている客もそれなりにいることが多いので、気兼ねせずにじっくり薬剤師に質問するようなことが難しい場合も多いと思う。しかし、これは障碍者だけでなく、多くの利用者にとって有益なことなので、ぜひやっていただきたい。
</p>

<h2>下肢障碍の場合</h2>
<p>
下肢障碍の場合は、おそらく店舗へのアクセスというのが一番大きな障壁になるだろう。下肢障碍の場合、杖や松葉杖を使う人、車いすを使う人などが考えられる。いずれのケースでも、自分で車を運転できる人とそうでない人がいる。車を運転できる人の場合は、車から店舗へのアクセスが容易でなければならないし、そうでない人にとっては自宅に近かったり、公共交通機関によるアクセスが容易で、かつその道筋の全てが彼らにとって移動しやすいものになっていなければならない。つまり、仮に駅から近くても、その駅にエレベーターがなければ使えない人が出てきてしまうのだ。また、店舗内についても、十分に移動しやすいものになっていなければならない。このように考えると、少なくとも以下のような取り組みが必要だろう:
</p>

<ul>
<li>店舗のバリアフリー化</li>
<li>店舗へのアクセス手段の確保</li>
</ul>

<p>
車を使えるユーザにはドライブスルーのような仕組みも有効だろう。また、薬剤師が顧客の家に出向いて販売することだってできるだろう。 (これは法的に何らかの規制があったりするのかもしれないが。)
</p>

<h2>誰にとっても安全な対面販売を</h2>
<p>
ここまでに書いたことをできれば完璧、とはとてもならないと思う。しかし、こういう取り組みが実施されれば、それほど不便にはならないかもしれないという気も少しだけする。いずれにしても、ネット販売を規制することによって自信の健康や安全を奪われる人が出ないようにすることが必要なのだから、医療関係者である彼らにはこんな浅知恵だけでなく、もっとしっかりと考えた上で業界内の指針を作り、それに則ったサービス提供を期待したい。何と言っても「対面の方が安全」だと言い切っているのだから、少なくともこの程度のことをやる覚悟はあるのだと思いたい。それができないのであれば、こういうことを補ってきたネット販売を安易に規制するようなことはしない、我々の安全を担う彼らなら、それくらいの心構えがあって当然だ。
</p>

<p>
ところで、既報の通り<a href="http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/25/news062.html">ケンコーコムなど2社がこの件に関して行政訴訟を提起した</a>そうだ。今後の成り行きに注目したい。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>外部サービスを2つほど</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_132.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.237</id>

    <published>2009-05-30T05:49:03Z</published>
    <updated>2009-05-30T05:55:12Z</updated>

    <summary> 今更という感じもありますが、TumblrとAmazonのインスタントストアを使...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
今更という感じもありますが、<a href="http://tumblr.com/">Tumblr</a>と<a href="http://astore.amazon.co.jp/">Amazonのインスタントストア</a>を使い始めてみました。よろしければそれぞれ以下のURLからアクセスしてみてください:</p>

<ul>
<li>Tumblr -- <a href="http://tumblr.trashpot.org/">http://tumblr.trashpot.org/</a></li>
<li>Amazonインスタントストア -- <a href="http://astore.amazon.co.jp/mnakane-22">http://astore.amazon.co.jp/mnakane-22</a></li>
</ul>

<p>
以下、それぞれ簡単にどういう使い方をしているか記しておきます。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>Tumblr</h2>
<p>
ここには、主に僕が読んだWeb上の記事などで、ちょっとした感想を持った物の、ブログで記事にする余裕がなかったり、そこまで不快考えがなかったり、単に面倒だったりした時に、その記事へのリンク (もしくはその一部) と一言二言の感想を記述しています。Tumblrを使い始める前は、この手のことはTwitterでやっていましたが、文字数制限のこともあったし、また過去に自分が書いた一言コメントやその対象のページを自分の発言から掘り当てるのが大変だということもあったので、Tumblrに乗り換えてみることにしました。Twitterよりもさらに前には、このブログの「ブックマーク」カテゴリーに似たようなことを書いていましたが、記事を一つそれだけのために投稿するというのがどうもしっくりこなくて、そういう内容はTwitterを中心にしたという経緯がありました。
</p>

<h2>Amazonインスタントストア</h2>
<p>
数ヶ月前に、ちょっと高級な文具 (?) を買って以来読書の頻度が上がっているので、僕の読書記録を残すというのを主な目的に作ってみました。特に印象に残った本については、これまでもこのブログで紹介してきましたが、僕はそもそも文章がうまくないので本の紹介というのが苦手です。ということで、読んだ本全てについてこのブログで紹介するのはとても無理な相談なので、とりあえず読んだ本のリストだけでも作ってみようということにしました。ただリストを作るだけではあまりにもつまらないので、僕がその本をどんなフォーマットで読んだのかをメモとして記入することにしました。視覚障碍がある方には参考にしていただけるかもしれません。なお、ここに掲載しているからといっても、特に皆さんにお勧めしたい本、というわけではありません。全体的に読んで後悔したような本は少ないですが。
</p>

<p>
ちなみに、この目的では<a href="http://booklog.jp/">ブクログ</a>を使ってみようかとも思ったのですが、過去に読んだものを追加する作業が面倒に感じられたので止めました。RSSがある点などではAmazonインスタントストアよりも優れていると思うのですが。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>安心で安全な生活が終了へ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_131.html" />
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    <published>2009-05-23T03:38:32Z</published>
    <updated>2009-09-15T07:51:01Z</updated>

    <summary> 先日提出してここにも掲載した医薬品ネット販売関連のパブリック・コメントに関連し...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_130.html">先日提出してここにも掲載した医薬品ネット販売関連のパブリック・コメント</a>に関連して、既に報道されているので知っている人も多いと思うが、厚生労働省の原案のまま省令改正が実施されることになった。この規制については、先日ここに掲載した通り僕は強く反対している。そこでこの件について少し調べてみたのだが、いくつか言いたいことが出てきたので、ここに掲載し、ここを読んでくださっている皆さんにも知っていただきたいと思う。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>障碍者にとってネット販売は必要</h2>
<p>
まず、5月21日に開催された<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/22/23529.html">「過剰な医薬品通信販売規制を検証するシンポジウム」について伝えるInternet Watchの記事</a>から一部引用する。
</p>

<p>
<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/22/23529.html">Internet Watch - 「医薬品販売規制は撤回し、国会で議論を」与野党議員らが声明</a>
</p>
<blockquote cite="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/22/23529.html">
<p>
　シンポジウムに参加した消費者からは、省令が施行されるとどのように困るかについての発表が行われ、特に障害者にとっては切実な問題であるという意見が挙がった。 
</p>

<p>
　広島市視覚障害者福祉協会情報システム部長の志摩哲郎は、視覚障害者の立場から意見を発表。「視覚障害者は物を買いに行くことが困難で、店に行っても何が売っているのかを把握できない。PCやネットがあることで、自分で情報を確認して薬も買える。ヘルパーや知人に頼ることなく、プライバシーも守れて自立もできる。今回の省令はそういう人の尊厳を踏みにじるもの」と訴えた。
</p>

<p>
　大学職員の岡野圭氏は、「私は筋肉の難病で歩くことができず、車では移動できるが、店舗に行くにはネットよりも数十倍の時間をかけなければならない。ネットのおかげで障害者の生活レベルは向上した。今回の省令は、昔に戻れと言われている気分だ」と主張。「この規制がかかれば、薬は海外の通販サイトから手に入れる方を選ぶ。薬のために1日かけるよりも、時間はもっと他のことに使いたい」と訴えた。
</p>
</blockquote>

<p>
僕を含めて、これと同じような考えの障碍者は少なくないはずだ。僕たちは、技術的に不可能なことについてはやむを得ず他人に頼ったりして生活を成り立たせている。しかし、他人に頼らずにできるはずのことはなるべく他人に頼らずにやるようにしようと考えるものである。もちろん、それはケース・バイ・ケースで、他人の力を借りた方が圧倒的に効率的な場合や、そうすることで自分にも他人にも大きな不利益が生じない場合もあるので、そういうケースにおいては他人に頼ることだってある。しかし、医薬品の問題は、プライバシーの問題もあって、仮に他人に頼る方が効率的でも、できる限り自分で何とかしたいような性質のものである。
</p>

<p>
誤解がないように書いておくが、僕が言う医薬品購入における「他人に頼る」というのは、店頭の販売員や薬剤師に情報提供を求めることではない。 (情報提供するのは彼らの仕事なのだから、それは障碍の有無にかかわらず全ての人に対して行うことだ。) 購入に先立って情報収集をしたり、購入後に用量用法を確認するために誰かにパッケージの表示や添付文書を見てもらうことを言っている。先ほど「仮に他人に頼る方が効率的でも」と書いたが、インターネット上の販売店で医薬品を購入している今の時点では、他人に頼る方が圧倒的に非効率的である。ところが、インターネットを用いた購入ができなくなれば、他人に頼る方が効率的になるどころか、場合によっては他人に頼る以外の選択肢がなくなってしまうことだってあるかもしれない。
</p>

<h2>ネット販売と安全性</h2>
<p>
現在の僕の医薬品購入に関する行動はだいたいこうだ。まず、自分が緩和したい症状について、原因や一般的によく使われている医薬品などといった全般的な情報収集を、Webを検索するなどして行う。この時、含有成分などやその効果などまで含めて調べることができるので、納得して、そして安心して購入する製品を絞り込むことができる。その上でオンラインの販売店 (ほとんどの場合は<a href="http://www.kenko.com/">ケンコーコム</a>を利用している) にアクセスし、販売店が提供する関連する情報を読んで検討する。こうして購入する製品を決めたら、今度は製品情報と一緒に掲載されている仕様上の注意や用法用量、副作用などについて確認して、納得した上で購入手続きを取る。購入後、実際に服用する時も、必要に応じて購入履歴から自分が買って使おうとしている製品を確認して、そして用法用量などを確認することも多い。そして、これまでそのような経験はないが、仮に服用後に何か異常があれば、再度販売店の情報で副作用について確認することができる点も安心だ。
</p>

<p>
一方、インターネットで医薬品を購入できるようになる前はどうだったかというと、こんな感じだ。とりあえず薬局に行って、薬剤師に相談する。そうするとだいたい何かしらの製品を勧めてくれる。その時、体調を確認されたりすることは確かにあって、これが「対面でなければならない」とする根拠にもなっているのだろう。しかし、これまで僕は一度たりとも副作用に関する詳しい説明を受けたことはない。 (眠くなりますとか、そういうきわめて簡単なことを教えてくれる場合はあるが、それ以外にもいろいろと書かれているはずである。) だから、もし服用後に何らかの体調の変化があっても、それが薬の副作用によるものだというところに思及ばないことが十分に考えられる。そして、だいたいこちらが質問するまで用法用量を教えてくれることはない。僕が白杖を持っていて、パッケージや添付文書を読めないことが明白であるにもかかわらずだ。購入後すぐに服用する場合はその時の説明を思い出して服用すればよいが、しばらくたってから服用する場合は、その時の説明を正確に思い出せない場合もある。そういう時、僕はやむを得ず誰かにパッケージなり添付文書を読んでもらわなければならなくなる。そして読んでもらえるまでは服用できないわけだから、急に熱が出たとか頭が痛くなったとかいう時には、買い置きの薬は事実上全く役に立たない代物になってしまう。6月1日から、僕の暮らしはまたこの時代に逆戻りすることになるのだ。
</p>

<p>
6月1日以降とネット販売以前との違いは、今度はWeb上での情報収集がしやすいという点だが、これは購入前の情報収集には役だっても、購入後の情報収集にはあまり役に立たない。なぜなら、購入した製品名を正確に覚えていなければ、正確な情報を得ることはできないからだ。製品のブランドは覚えていても、詳しい製品名を間違えなく覚えていることは意外に難しい。特に用量用法を確認したい時というのは購入からある程度時間が経過してからだろうから、製品名だって正確に覚えていない可能性は低くないだろう。もしそれっぽい名前の、しかし実際には違う製品についての情報を得て、それに従って服用したりすれば、それこそ事故につながるかもしれない。それでもやはり「ネットは対面より危険」というのだろうか。それとも障碍者などというマイノリティの利便や安全は犠牲にしてもよいという考えなのだろうか。
</p>

<h2>障碍者はそんなにサポートされているのか?</h2>
<p>
ところで、日本オンラインドラッグ協会理事長でケンコーコムの代表取締役の後藤玄利氏が出されている文書に、障碍者の購入に関して、気になる記述があった。
</p>

<p>
<a href="http://www.kenko.com/info/notice/otc/public_comment.html">ケンコーコム - ヘンテコな規制を変えよう！</a>
</p>
<blockquote cite="http://www.kenko.com/info/notice/otc/public_comment.html">
<p>
「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」のテーマの一つは、今回の改正により困る人が出ないようにしよう、というものでした。前回の2,303件のパブコメの中には、「医薬品のネット販売がなくなると困る」と訴える多くの意見がありました。離島だけでなく、山間部にお住まいの方、むしろ都心にお住まいの方、子育てに追われる方、介護が大変な方、共働きの方、対人恐怖症の方、視覚や聴覚にハンディキャップをお持ちの方等、さまざまな方による、切実な声でした。
</p>

<p>
しかし、検討会の中で、「置き薬があるから大丈夫」、「そういう人は車で薬局に買いに行きなさい」、「誰かサポートする人がいるはずでしょう」と残念ながら次々に切り捨てられていったのです。
</p>
</blockquote>

<p>
「誰かサポートする人がいるはずでしょう」というのが僕たち障碍者に対して向けられた言葉なのだろう。残念ながら、上述したような「情報を確認する必要がある状況」において即時性がある形でサポートしてくれる人なんていない。そういうサポートを受けられるような制度が整っているならいいが、少なくとも僕はそんな制度は知らない。それとも障碍者は必ず親切な健常者と同居しろとでもいうのだろうか。だから僕は「誰だか知らないが本気でこんなばかげたことを言っているのか?」とまず思った。そこで、この「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の議事録を調べてみた。
</p>

<p>
これを書いている5月23日現在、<a href="http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html">厚生労働省：厚生労働省関係審議会議事録等　その他（検討会、研究会等）</a>というページには、機能までに7回開催されたうちの第2回までの議事録が掲載されている。この第2回の議事録には、日本チェーンドラッグストア協会副会長の小田兵馬氏の発言として、以下のような記述がある:
</p>

<p>
<a href="http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2009/03/txt/s0312-1.txt">厚生労働省 - 09/03/12 第２回医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会議事録</a>
</p>

<blockquote cite="http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2009/03/txt/s0312-1.txt">
<p>
　更に、本人の事情により医薬品が買えないという主張ですが、この辺に関しましても我々の団体で話した結果、こういったことに関しては我々の業界で協力しあうことによってカバーできる。そしてまた、それでも買えないという方に関しましては、確かに、ご不便を感じていらっしゃる方が町をさまよい歩くのはいかがなものかというのは、全くそうでありますが、こういった問題に関しては救急車であったり、もしくは各地区の行政のソーシャルワーカーさん、ヘルパーさん、民生委員の方、保健指導員の方がおられたりというわけですから、そういう人たちの行政上の問題でカバーしていく問題ではないかというふうに思っております。
</p>
</blockquote>

<p>
まず問題は「買える買えない」ということだけではないということが全く理解されていないように思う。ドラッグストアの人なら売れる売れないだけを考えればいいかもしれないが、僕たちは買えた上で安全に使えなければならないのだ。買えても使えなかったり危険だったりするなら買えないも同然である。それに、薬を服用しないといけない状況に急に陥った時、僕の手元にある製品が何かを確認し、その用量用法を教えるために駆けつけてくれるソーシャルワーカー・ヘルパー・民生委員・保険指導員がいるなどという話は聞いたこともないし、かといって救急車の世話になろうとは普通考えないしそもそも救急車はそういう使われ方をするためにある仕組みではないだろう。そして、この発言から障碍者の生活や障碍者福祉の現状などといったことを全く考慮していない、問題の本質を全くとらえていない「検討」しかされなかったのではないかと疑ってしまう。
</p>

<h2>誰のため、何のための厚生労働省なのか?</h2>
<p>
とここまで長々と書いてきたが、冒頭にも書いたとおりこの規制は始まることになってしまった。
</p>

<p>
<a href="http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/22/077/index.html" >マイコミジャーナル - パブコメも効果なく議論終了、医薬品ネット販売規制へ - 楽天は訴訟検討</a>
</p>

<blockquote cite="http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/22/077/index.html" >
<p>
厚生労働省は22日、医薬品のネット販売規制について議論する検討会の最終会合を開いた。医薬品ネット販売を規制する省令については、2年間の経過措置を設けて6月1日から施行されることになったが、省令に反対する楽天会長兼社長の三木谷浩史氏は、会合後「訴訟を検討する」と話した。
</p>

<p>
[中略]
</p>

<p>
検討会が行われた厚労省の会議室には、テレビ局や新聞社などから大勢の報道陣が詰め掛けた。これに関し楽天の三木谷氏は、「これだけの国民的議論になっているので、今回の会合はカメラの前で全て生で伝えるべきではないか」と提案。だが、北里大学名誉教授で座長の井村伸正氏が多数決をとったところ、出席した16人の構成員のうち賛成派は3人。厚労省側はカメラマンに退去を求めたが、なかなか帰ろうとしないカメラマンらに対し、「今後の取材に関しご相談させていただくことになりますので」などと話して退去させるなど、会合は冒頭から大荒れの模様となった。
</p>
</blockquote>

<p>
「大勢」というのがどれくらい大勢なのかはこれだけでは分からないが、テレビ番組でもこの話題に触れているものがあるなど、確かにマスコミの中でもここにきて注目が集まっている話題なのだろう。それにしても、だ。議事録が即日、もしくはそれに準ずる早さで公開されるならまだしも、上述の通り現時点でまだ3月下旬の会合の時宜録までしか公開されないような遅さであるのに、こういう関心事に対する取材を規制するというのはいかがなものかと感じる。それにこのマスコミを恫喝するような厚生労働省の役人は誰の方を向いて仕事をしているのかはなはだ疑問だ。国民のための制度作りをしているなら、国民に対して情報を伝える仕組みをもっと大事にしなくてどうするというのだ。
</p>

<p>
ともあれ、このばかばかしい規制が始まってしまうことはどうやら確かなようだ。しかし、ここであきらめるのではなく、この規制の問題点、危険性、ばかばかしさをはっきりさせ、僕たちにとってより安全で暮らしやすい仕組みが実現されるように引き続き声を上げていきたいと思う。
</p>

<p>
ところで、ふと思い出したのだけど厚生労働省って確か障碍者福祉とかいうのもやってなかったっけ?
</p>

<h2>追記 1</h2>
<p>
この記事の公開時に書き忘れたが、<a href="http://blog.livedoor.jp/kenko5103/archives/cat_16963.html">日本オンラインドラッグ協会が公開している第5回の「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の傍聴メモ</a>というのがある。長文だが、これを読むと各団体の立場や厚生労働省の役人の仕事ぶりがよく分かって興味深い。
</p>

<h2>追記 2</h2>
<p>
記事中、日本語がおかしな部分があったため修正しました。
</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>医薬品ネット販売に関するパブリック・コメント提出</title>
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    <published>2009-05-18T13:28:36Z</published>
    <updated>2009-05-23T03:53:49Z</updated>

    <summary> 医薬品のネット販売を事実上禁止することにつながる制度について、厚生労働省が実施...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
医薬品のネット販売を事実上禁止することにつながる制度について、<a href="http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495090047&OBJCD=100495&GROUP=">厚生労働省が実施しているパブリック・コメント</a>の締め切りが今日だと知って、慌てて書いて送信した。 (送信したのがついさっきだったので、「締め切り後」の扱いになって、受け取ってもらえないかもしれないですが...。) 以下、全文を貼り付けておく。ちなみにこれ、正式名称は「薬事法施行規則等の一部を改正する省令の一部を改正する省令案」に関する意見の募集、というらしい。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>提出したコメント</h2>
<blockquote>
<p>
対象箇所: 郵便などによる販売対象が離島居住者および継続使用者のみとなっている点。</p>

<p>
全盲の視覚障碍者として、今回の省令改正について見直しを求めます。
</p>

<p>
全盲の者が医薬品を購入する場合、晴眼者の場合と異なり医薬品に関する情報入手方法が大きく制限されます。インターネットを用いた医薬品販売が行われている場合、用量用法も含めたその医薬品の詳しい情報を、音声合成や点字出力の仕組みを用いることで全盲の者にも読み取ることができる形式で入手することができます。一方、店頭での対面販売しか利用できない場合、十分な情報を得られないだけでなく、用量用法といった消費者の安全と密接に関わる情報を繰り返し参照することが困難となり、結果として適切な医薬品の購入、購入後の適切な服用が困難になります。
</p>

<p>
インターネットでの医薬品の購入ができなかったころ、私は転倒で何度か風邪薬などを購入したことがありますが、白杖を持った私に対して、私が質問するまで用量用法について一切説明しない薬剤師に何度となく遭遇しました。また、私の場合製品パッケージなどに書かれている説明を自分で確認することはできませんから、その際に受けた説明を正確に記憶しておかなければなりません。しかし、時には記憶が曖昧になってしまうような場合もありました。これらの経験から、私は個人的にはインターネットを用いて十分に情報を収集した上で医薬品を購入し、服用時に再度販売サイトが提供している用量用法についての説明を確認することができるインターネット販売の方が、対面販売よりも遙かに安全であると確信しています。
</p>

<p>
今回の省令改正では、離島居住者および継続使用者のみが郵便などの手段で購入できる措置が執られるとのことですが、それでは私のような全盲の消費者は適切な判断の下に医薬品を選択・購入し、自信を持って服用する機械を奪われてしまいます。特に、2類医薬品は、備えておきたい薬品が多いと同時に、きちんと調べて購入することが望ましい医薬品であると考えられます。そういった医薬品だからこそ、障碍の有無にかかわらず誰もが安心して購入し、安全に服用することができるべきです。
</p>

<p>
問われるべきは対面かネットかという点ではなく、適切な情報を適切に伝える仕組みが確立されているかどうかという点であるべきです。対面であっても情報が伝わらないのであれば、それは非常に危険性が高いことは明白です。そのような販売業者は対面であってもネットであっても規制されるべきです。反対に、適切な情報提供の仕組みを確立している業者であれば、販売形式にかかわらず販売を認めるべきです。そうすることによってのみ消費者の安全と利便を確保していくことが可能だと考えます。
</p>

<p>
このような点から、今回の省令改正は不十分なものであり、その見直しを強く要望します。
</p>
</blockquote>

<h2>参考</h2>
<ul>
<li><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/11/23386.html">医薬品通販、「離島」「継続購入」のみ認める省令再改正案 - Internet Watch</a></li>
</ul>
]]>
    </content>
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    <title>EtherPadを使ってみた</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/etherpad.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.234</id>

    <published>2009-05-14T22:54:27Z</published>
    <updated>2009-05-14T23:02:01Z</updated>

    <summary> 小寺信良さんのブログ記事で、ブラウザさえあれば複数人で同時にテキストを編修でき...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="インターネット上の話題" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="web" label="Web" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
<a href="http://blogmag.ascii.jp/kodera/2009/05/14221753.html">小寺信良さんのブログ記事</a>で、ブラウザさえあれば複数人で同時にテキストを編修できる<a href="http://etherpad.com/">EtherPad</a>というサービスを知った。早速試してみた。
</p>
]]>
        <![CDATA[<h2>使い始めるのは簡単</h2>
<p>
まずEtherPadのトップページにアクセスして、``Create new pad No sign-up, start writing instantly''というリンクをクリックする。ともうこれで使い始めることができる。後はこのページに出てくる入力欄を編修するだけだ。そして、このページのアドレス (アドレスバーに表示されているものでもかまわないし、同じアドレスがページ上部に表示されているのでそれでもかまわない) を共同作業者に伝えてアクセスしてもらえば、それだけで共同編集を始められる。共同作業者のメール・アドレスを入力すると、このページのアドレスを伝えてくれる機能もある。
</p>

<h2>複数人 (2クライアント) による編修</h2>
<p>
複数人での同時編集というのはまだ試していないが、とりあえず同じPC上のIEとFirefoxから同時にアクセスしてみた。確かにIEで編集を行ってFirefoxにフォーカスを移すと、その時にはもうFirefox上のテキストも変更されている。同時に両方のウィンドウの様子を観察することができないので、どの程度の即時性があるのかは分からないが、かなり反応はいいように思う。
</p>

<p>
また、簡易なチャット機能もあるので、あまり込み入ってない作業ならチャットで打ち合わせをしながら、というような使い方もできるだろう。そしてもちろんSkypeなんかを併用することだってできるわけだから、込み入った作業だってできるし、使い方によってはメールでテキストをやり取りして作業するよりも効率的に進められるだろう。
</p>

<h2>スクリーン・リーダーとの相性</h2>
<p>
この手のサービスにしては、意外なほどスクリーン・リーダーとの相性は良いようだ。試したのはJAWS 9+Sleipnir (IE8) と、JAWS 9+Firefox 3.0だ。この二つの環境を比較すると、JAWS 9+IEの方が良さそうである。Firefox 3も使えるレベルではあると思うが、入力領域への移動、その後入力領域からフォーカスを外すのが少々面倒な印象だ。複数人で同時にテキストを修正した時にカーソルのフォーカスがどうなるか、あるいはどれだけ正確に変更を認識してくれるのかという部分は分からないが、たとえばSkypeで話ながら作業をすれば、うまいことそういう問題 (がもしあっても) を回避しつつ作業を進めることができるだろう。チャットも十分に利用できる印象ではあるが、おそらく文字を扱うのはテキストの編修だけにして、コミュニケーションはSkypeなどの音声にした方が、いちいちチャットと編修領域を行き来する必要もなくて効率的なのではないかと思う。
</p>

<h2>気になる点</h2>
<p>
なかなか良さそうなサービスなのだが、気になる点もいくつかある。
</p>

<h3>日本語の扱い</h3>
<p>
ざっと試した感じだと、特に問題なく日本語のテキストも扱えているようだ。ただ、時々入力した文字の一部が抜け落ちたりする現象があったのが気になる。これはそのときたまたまそうだっただけなのかもしれず、そうならない時も多いのだが、もし頻発するようだと使い物にならないレベルだ。EtherPadの特徴として、``Every keystroke backed up''というのが挙げられているので、もしかするとこの機能と、僕が使っている仮名入力+親指シフトエミュレータという特殊な環境のせいなのかもしれない。これについてはもう少し使ってみて検証する必要があると思う。
</p>

<h3>編集中の文書へのアクセス方法</h3>
<p>
新しいpad (文書) を作ると、そのpadにはhttp://etherpad.com/&lt;ランダムな文字列&gt;というアドレスが自動的に割り当てられる。このランダムな文字列を含むアドレスを知っている人だけが、そのpadにアクセスできるという仕組みである。逆に言えば、このアドレスが分からなくなってしまえばアクセスはできないので注意が必要だ。 (とFAQにも書いてある。) padを作った直後に、共同作業者にinvitationを送る機能を使って、自分宛にアドレスをメールしておいたりするのがよさそうだ。
</p>

<h3>セキュリティの問題</h3>
<p>
<a href="http://etherpad.com/ep/about/faq">FAQ</a>によれば、一度作ったpadを削除することはできず、また編修した後一度保存したリビジョンを削除することもできないという。よって、もし誤って外に出したくないようなテキストを編修・保存してしまった場合には、とにかくこのアドレスが漏れないようにしなければならない。そして、可能性ということだけでいえば、総当たり攻撃的な手法でそういったテキストが取得されることだって考えられるので、やはりそもそも外に出てはまずいものは扱わないように注意する必要があるだろう。
</p>

<p>
ただ、そういうニーズを考えて有償サービスが提供されているようだ。自前のサーバでこれと同じ仕組みを動かすためのライセンスが現在購入可能で、将来的には有料サービスの利用者にアカウントを発行して、このあたりの問題に対応することができるようなサービスの提供も予定されているようだ。
</p>

<h2>感想</h2>
<p>
全体的な感想としては、こういったサービスがスクリーン・リーダーでも比較的容易に利用できる形で提供されているのはすばらしいということだ。それから、このサービスの場合、いろいろな使い方ができそうな点が面白いと思う。たとえば、聴覚障碍者向けの要約筆記なんかをこれでやる、なんてことだって考えられる。筆記者の一人がひたすら入力し、別の筆記者がその内容を見ながら必要があれば修正を加え、聴覚障碍者は各自のPCなりスクリーンに投影された入力内容を読む、そんな使い方をすることで、より正確な要約筆記が実現できるかもしれない。 (もっとも今でも熟練した筆記者の場合は十分に正確なのだと思うが。) ともあれ、いろいろと応用できそうなサービスだと思う。
</p>
]]>
    </content>
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    <title>Ploneのナビゲーションにアイコンを表示しない</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/05/post_129.html" />
    <id>tag:www.trashpot.org,2009:/scratch//2.233</id>

    <published>2009-05-11T20:51:44Z</published>
    <updated>2009-05-11T20:56:28Z</updated>

    <summary> 先日書いたPloneのドロップダウン・メニューに関する記事にコメントをいただく...</summary>
    <author>
        <name>Max</name>
        <uri>http://NAKANE-Masafumi.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="技術メモ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="plone" label="Plone" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="plone3" label="Plone 3" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="web" label="Web" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="tips" label="tips" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.trashpot.org/scratch/">
        <![CDATA[<p>
<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/04/post_124.html">先日書いたPloneのドロップダウン・メニューに関する記事</a>にコメントをいただく形で質問を受けた。もしかすると他に参考になる人もいるかもしれないので、別の記事にしてみることにした。質問内容は:
</p>

<p>
<a href="http://www.trashpot.org/scratch/2009/04/post_124.html#comment-103667">Ploneでドロップダウン・メニューを作る - ゴミ箱の中の雑記帳 (コメント欄)</p>

<blockquote cite="http://www.trashpot.org/scratch/2009/04/post_124.html#comment-103667">
<p>
一つご質問があるのですが、個人サイトでのドロップダウンメニューにはアイコンが表示されていないようですが、ご自分でカスタマイズされたのでしょうか。
</p>
</blockquote>
]]>
        <![CDATA[<p>
ドロップダウン・メニューにしていない場合、 (している場合については確認していないので分からないが、たぶんその場合も同様) 、デフォルトではナビゲーション・リンクと一緒にフォルダとかページを表すアイコンが表示される。このアイコンのことを言っておられるのだと仮定して話を進める。といっても実は話は簡単で、1箇所設定を変更するだけである。ただ、その設定が見つかりにくいところにあるのが問題で、以下の手順を書くために、僕自身結構あちこちとクリックして回ってしまった。 :)
</p>

<ol>
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</ol>

<p>
個人的にはデフォルトは「アイコンを表示しない」でもいいような気がする。
</p>
]]>
    </content>
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</feed>
